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雨音を楽しむ
建築 日常のできごと 貫十
梅⾬が近づいてくると毎年感じることがあります。マイナスワードが街中にあふれ出す居⼼地の悪さ。
「うっとうしい天気やなぁ、、」
「ジメジメして嫌や」
「⾬⾳がうるさい」
建築業界で⻑く働いていて、お客様の中には「⾬⾳がうるさいのは嫌なので対策してほしい」みたいなご要望をされる⽅は⼀定数おられます。
屋根瓦も⾬⾳対策の商品もあります。
価値観と⾔ってしまえば、そうなんだけど、、、
⼤⼈が⽔たまりを避けて歩くのに対して、ちいさな⼦供たちは⽔たまりを狙ってバシャバシャ歩いていきます。
⼤⼈になって⼤切な何かをなくしてしまってないかい?
僕⾃身はというと⾬は⼤好き。
・⾬の中のサーフィン
・⾬の中のハイキング、トレイルランニング
・⾬の中の近所の公園を⾛ること
・⾬の⽇にテントの中で⾬⾳を聞くこと
・⾬の⽇の半外テラスのカフェ
・⾬の⽇に窓全開でお⾵呂に⼊ること
・⾬の⽇に⾞の中で⾬⾳を聞くこと
⾬は楽しいイベントのひとつ。
⾬⾳にはストレスを癒したり、リラックスさせてくれる「1/fゆらぎ」作⽤があります。
「1/fゆらぎ」とは規則性と不規則性が調和したリズムのこと。
⼈はみんなこのリズムを持ってるので、落ち着くみたいです。
川のせせらぎや、キャンドルの炎などにヒーリング効果があるのもこの「1/fゆらぎ」効果
科学的な根拠もあるみたいだけど、何か⼤切な何かをなくしてしまっている気がします。
「⾬」は「⾬」をやってるだけ。
そこには良いも悪いもなくて、気持ちいいも、うっとうしいもないです。
そこに感情を紐づけてるのは⾃分。
「ジメジメして洗濯物が乾かないから憂鬱」
って⾔っても⾬はコントロールできません。
5.11のブログでgreenメンバーのまやちゃんが書いてくれてた内容からインスピレーションをもらいました。
⾬漏りしていても、ぐっすり眠れる家への感謝、愛おしさを感じるこころ が「住む」ということ
めっちゃいいブログなので、ぜひそちらも読んでみてください。
greenが伝えたい「歩くように暮らす」ってそうゆうことなのかなと思います。
⾃然への愛おしさを感じれる暮らし。
その気持ちは全部⾃分の中にあって、ちゃんと感じる余裕があるかどうかです。
⼦供のころ⼤好きだった⾬。
今も同じ⾬が降っています。