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「自然素材とともに暮らすという選択」
SDG’s リノベーションとは 建築 洋
私たちgreen建築工房では、家づくりに“自然素材”を積極的に取り入れています。
それは単なる流行や見た目の良さではなく、「人が心地よく暮らすための、本質的な選択」だと考えているからです。

たとえば、無垢の床材。
足ざわりのやわらかさや、季節によって変わる表情、そして時間が経つごとに深まる風合い。
暮らしながら少しずつ「味」になっていくのが、無垢材の魅力です。
また、珪藻土や漆喰の壁は、調湿性や消臭効果があり、梅雨や冬の結露の季節にも力を発揮してくれます。
空気がすっきりとしていると、「なんとなく気分がいい」と感じられる。
それは自然素材がもたらす、目に見えない恩恵の一つです。

自然素材は、工業製品のように「均一」ではありません。
節があったり、色味にムラがあったり、形も揃っていなかったり。
けれどその“ばらつき”が、かえって住まいにぬくもりや個性を与えてくれます。
もちろん、手間もコストも、工業製品より少しかかることがあります。
でも、だからこそ「本当に気に入ったものを選ぶ」という意識が生まれます。
そしてその選択が、家への愛着や、暮らしの丁寧さにつながっていくと感じています。

私たちは、ただ自然素材を「使う」のではなく、その魅力を伝えながら、一緒に選び、家をつくっていきたいと思っています。
ショールームで素材を見たり、実際の現場で触れたり、時には小さなサンプルを持ち帰ってもらったり…
そんなやりとりを通じて、少しずつ「この家らしさ」が形になっていくのが、green建築工房の家づくりです。
これからも、自然と調和しながら心地よく暮らせる家を、丁寧につくっていきます。