暮らしをデザインする。 | 枚方市のリノベーション・リフォームはgreen建築工房

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暮らしをデザインする。

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住み手の暮らしが現れる間取り

設計打合せの時に、お客様の今の暮らし方を聞くようにしています。

夫婦間での家事分担や洗濯物の干し方、収納の仕方、休日の過ごし方や食事する時の家族の集まり具合、仕事や趣味、、、好きなものや好きな映画なども話していて聞くこともあります。

その時間は設計者とお客様の関係を築く為に必要でもあるけれど、より深くお客様の生活を知り、今後を想像することが、お家を設計する上でとても大切だと思っているのです。

新築もリノベーションも制約のある限られた空間の中で気持ち良く暮らせるお家を設計することになります。

その為には本質的にお客様が必要としている場所を読み解き、プランに落とし込む必要があります。

これは同じマンションの一室に対する2つのプラン。それぞれで洋室の数も違うし、土間収納の使い方もキッチンからの景色も全く違っています。

マンションの一室という限られたスペースの中でも壁の仕切り方、場所の使い方によって過ごし方を操作することができるのです。

より深く相手を理解してイメージを共有する

細かなディテールや使用する材料はプロである私達からの提案によることが多いし、そうでありたいと思っていますが、お家の中のイメージは設計者だけで一人歩きしてはいけないと考えています。

その場所で暮らす人との対話を経て、デザインした空間で暮らすイメージを共有することは完成品を売らない私達にとって必要不可欠な時間です。

打合せの中で場合によって3Dパースやスケッチ、模型を使用することがありますが、正解はありません。お客様と意思疎通が上手く取れる手段を選べたらと思っていつも試行錯誤しています。

造作家具や造作建具など、オーダーで作ることが多いと手書きのスケッチだと雰囲気が伝わりやすいかなと思い提案することもあります。

スケッチで書いてみると梁型が複雑だから整理しようとか、中途半端に天井が下がるようなら周りに揃えて仕上を変えようかとか。壁が尖っているより丸みがある方がリビングが柔らかくなるなとか。

書きながらも色んな事に気がつくことができるし、その気づきをお客様と共有することでよりイメージを深く理解してもらえるのです。

しっかりと対話をして、家族レベルに繋がることで本人さえも気付いていなかった暮らし方をデザインできると本気で信じています。

これからも頂いた縁を大切に、丁寧に設計していきたいと思います。

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