クレド♯3「自分が話すより、相手の話を聴くことを優先する(話を遮らない)」 | 枚方市のリノベーション・リフォームはgreen建築工房

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クレド♯3「自分が話すより、相手の話を聴くことを優先する(話を遮らない)」

日常のできごと 貫十

green建築工房には、クレド(行動指針)があります。

スタッフ一人ひとりが成長し、主体的に考えて行動していけるようになることが目的です。

・コミュニケーション関連

・態度・ふるまい

・自己成長・会社成長

の3分野に分けて、全43項目あります。

クレドシリーズ第3回目は、、

*「自分が話すより、相手の話を聴くことを優先する(話を遮らない)」

green建築工房では「聴く」ことにとてもこだわりを持っています。

「聴く」ためのセミナーをスタッフ全員で受講したりもしています。

「話すのは苦手だけど、聞くのは得意」という人は比較的多いかと思います。

でも私たちが考えている「聴く」は一般的な「聞く」とは大きく違います。

ちょっと難しい話になりますが、、、

一般的な「聞く」は聞き手側が「ちゃんと聞く」だったり、「熱心に聞く」だったりします。

この「ちゃんと」「熱心に」が実はやっかいで、聞き手側の主観が入ります。

親身に相手のことを思って聞くので、主観が入ります。

主観というのは、聞き手側の価値観です。

自分の価値観というフィルターを通して、相手の話を聞くことになるので、自分本位になりがちです。

本当の意味で、相手の心の底にある願望まで辿り着けないことがほとんどです。

この場合、ほとんどが聞き手側が話し手側にアドバイスをして終わります。

このアドバイスはほとんどが表面的な内容に終始し、相手へ届かないことが多いです。

そしてこの場合、1番大きな問題があります。

話し手側に「ちゃんと聞いてもらった感」や「思う存分気持ちを話せた感」が湧かないことです。

こちらがどれだけ熱心に聞いてあげているつもりでも、相手は「聞いてもらった」と感じていない。

お客様の話を聞くことが大切な私たちの仕事では、これは大問題です。

では「どう聞けばよいのか?」

結論から言うと、「客観的ポジションで聴く」ということになります。

相手の話にこちらの感情や、〇〇すべき、的な思考を挟まないということです。

100%相手本位で話を聴きます。

こちらは良いも悪いも一切考えず、100%相手本位で受け止める。

これが本当に難しい。

ついつい感情的に「こうすればいいのに」とか「なんでそんなこと悩んでいるんだろう」みたいなこちらの主観が入った状態で聞いてしまいます。

自分の感情をコントールする術も学ばなければいけません。

そして話の内容に対して、

「何故?」

「いつから?」

「どんな気持ち?」

などと100%相手の気持ちを引き出す質問を投げかけます。

こちらからアドバイスすることは一切しない。

アドバイスはこちらの主観でしかないので。

そうやって相手の気持ちなどをどんどん聞き出していくことで、逆に相手が自分の心の中を整理できていきます。

つまり、「カウンセリング」です。

「カウンセリング」ではアドバイスを一切しません。

アドバイスをするカウンセラーがいたら、なんちゃってカウンセラーだと思います。

アドバイスするのはティーチングだったり、コーチング、コンサルティングだったりします。

私たちが目指している「聴く」は「カウンセリング」に近いです。

お客様が本当の自分の願望に気付き、それに対して建築のプロとして提案をしていく。

これが私たちが1番望んでいることです。

初めの「聴く」という作業をいい加減にやってしまうと、表面的な願望だけ叶えらて、お客様の本質的願望からは程遠いものが出来上がってしまうのではないでしょうか。

それは私たちが望むことではありません。

ただ、この「カウンセリング」をするには、自分の感情をコントロールできないといけなかったり、客観的視点を持つ必要があったり、と自分を成長させることが必須です。

スタッフ全員がちゃんと「カウンセリング」できる訳ではありませんが、私たち自身がもっともっと自己成長し、結果、お客様にも喜んでいただける、そんな好循環になるように取り組んでいきたいと考えています。

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