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ピクトサイン
SDG’s デザイン 景子
最近は、住宅以外にも店舗さまの依頼も沢山頂くようになってきました。
業種も様々で、それぞれの特徴を活かした設定デザインにとてもワクワクします。
greenでは、ロゴの看板以外にもトイレのピクトサインなども作製させていただいています。
直近では先日お引き渡しを終えた「枚方凍氷氷」さま。
実はトイレのピクトサインにとても悩みました。
店舗デザインの特徴、アクセントとして銅板やコールテン鋼の材を使用しており、今回空間の統一感が出るようにサインもこれを利用して作れたらなぁと考えました。
こちらは「枚方凍氷」さま。
枠組みした銅板と窓枠を囲んだコールテン鋼。どちらも歴史を刻みながら経年変化を楽しめる材です。
現場で加工が終わった後の廃材でサインに活用出来ないかなぁと施工管理に残しておくようお願いしたり、現場に探しに行ったりしました。
こうしてなんとか銅板の廃材を手に入れるところまでは出来たのですが、今度はこれで加工出来るか?っという壁にぶち当たり、、、。これにカッティングシートを貼る程度であれば加工としても簡単で問題なく出来たと思うのですが、なんだかイメージがしっくりきませんでした。
デザイン的には、型をくり抜いたものがイメージとして合うのではと考えていました。
そこで色々greenの知り合いの職人さんに相談してトライしてみて貰ったのですか、手作業のため細かすぎて難しいと言う回答や切断の機械が置いていない、持ち込みの材だと商品としてしっかり納品できる保証ができないため対応不可などの回答で今回は残念ながら再利用を諦めることに。
結局価格の面と材を総合的に考慮し、新たに銅板のくり抜きオーダーが可能なところでお願いすることになりました。廃材の再利用にはお金の節約や材料の無駄を防ぎメリットが沢山だと思っても色々と細かな難題があり、手間もかかったりお金も高くなってしまうことも多々あるのだなぁと身をもって知りました。
↑そして今回の完成品はこちら
今回は再利用とまではいかず残念ではありましたが、リノベーションでは他にも廃材は沢山でてきます。
常に何か再利用に活用できないかという考えは持ちつづけ、トライ&エラーを繰り返しながらもこれからも挑戦していきたいと思います。