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クレド#18「自分基準ではなく、相手基準の思いやりを」

日常のできごと 貫十

green建築⼯房には、クレド(⾏動指針)があります。

最近、内容をリニューアルしました。

クレドは会社、スタッフの成長に合わせて変化していきます。

スタッフ⼀⼈ひとりが成⻑し、主体的に考えて⾏動していけるようになることが⽬的です。

・コミュニケーション関連

・態度・ふるまい

・⾃⼰成⻑・会社成⻑

の3分野に分けて、今回のリニューアルで全24項⽬になりました。

クレドシリーズ第18回⽬は、、

「自分基準ではなく、相手基準の思いやりを」です。

「思いやりを持って人と接しましょう」

よく聞く言葉です。

では、「思いやり」とは、いったい何でしょうか。

人との関わり方には、こんな3つの考え方があります。

シルバールール
「自分がされて嫌なことは、相手にもしない」

ゴールデンルール
「自分がしてもらって嬉しいことを、相手にもしてあげる」

プラチナルール
「相手がしてほしいことを、相手にしてあげる」

一見すると、どれも相手を大切にしているように見えます。

でも、この3つには大きな違いがあります。

シルバールールとゴールデンルールの基準は、どちらも「自分」です。

「自分だったら嫌だから、しない」
「自分だったら嬉しいから、してあげる」

もちろん、それも大切なことです。

ただ、もう一歩先にあるのが、

「自分はどう思うか」ではなく、「相手はどう思うか」を考えること。

それがプラチナルールです。

人は誰でも、自分なりの価値観を持っています。

「こうするのが普通」
「こうした方がいい」
「仕事ならこうあるべき」
「先輩ならこうすべき」
「家族ならこうするべき」

そして厄介なのは、自分の「普通」や「正しさ」を、自分ではなかなか疑えないことです。

だから、

「あなたのためを思って言っている」
「良かれと思ってやった」
「普通はこうするでしょう」

という言葉の中に、無意識のうちに自分の価値観が入り込んでしまうことがあります。

こちらは「思いやり」のつもりでも、相手にとっては「押し付け」になっているかもしれません。

そして、自分の価値観と相手の価値観が違ったとき、私たちは時に「怒り」を感じます。

「普通、これくらいやるべきだろう」
「ありがとうくらい言うべきだろう」
「もっと周りに気を遣うべきだろう」
「社会人ならこうあるべきだろう」

でも、相手がその「べき」を破ったから怒っているというより、

「自分が正しいと思っている基準から、相手が外れた」

ことに反応しているのかもしれません。

だからこそ、誰かにイラッとしたときは、一度自分に問いかけてみる。

「自分は今、何を『当たり前』だと思っているんだろう?」
「どんな『~すべき』を持っているんだろう?」

自分の中にある「自分基準」に気づくこと。

それが、相手基準の思いやりを持つための第一歩だと思います。

人は、それぞれ違う環境で育ち、違う経験をし、違う価値観を持って生きています。

大切なのは、相手の価値観にすべて同意することではありません。

「自分とは違うけれど、そういう考え方もあるんだ」と認めること

理解することと、賛成することは違います。

自分の価値観を大切にしながら、相手の価値観も同じように大切にする。

そのためには、自分の正しさを少し横に置いて、

「この人は、どう感じているんだろう」
「この人は、何を大切にしているんだろう」
「この人は、どうしてほしいんだろう」

と想像する力が必要です。

「思いやり」は、漢字で「思い遣り」と書きます。

相手の思いに、自分の思いを遣る。

つまり、自分がしてあげたいことをするのではなく、相手の気持ちや立場に思いを寄せることなのだと思います。

自分が話したいことではなく、相手が聞きたいこと。
自分がしてあげたいことではなく、相手がしてほしいこと。
自分が正しいと思うことではなく、相手が大切にしていること。

そこまで想像して初めて、本当の意味での「思いやり」に近づけるのではないでしょうか。

もちろん、相手の気持ちを100%理解することはできません。

だからこそ、想像する。

そして、分からなければ聞く。

「どうしてほしい?」
「どう感じた?」
「何かできることはある?」

その小さな問いかけが、自分基準から相手基準へと視点を変えてくれます。

自分基準ではなく、相手基準へ。

一人ひとりがそんな「思いを遣る」ことのできる人でありたいと思います。

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