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趣味と建築の繋がり探し
建築 日常のできごと まや
こんにちは!
梅雨入りしてからジメジメと灼熱の繰り返しで、暑さへの耐性の無さを感じる毎日です。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
みなさん映画は好きですか?
映画のことが好きな個人にはよく出会える気がします。
かくいう私も映画は好きです。
大学生の頃、どうせ映画を見るなら多少の知識を付けた上で観た方がカッコいいのではないだろうかという浅い理由から映画の歴史や構図、構成、表現方法などの本を何冊か読みました。
映画を観る際の視点として、選択肢が数ミリ増えたように感じてこの辺から楽しくなってきます。
大学では建築学部でしたので、映画から建築の要素を汲み取ることができたらカッコいいのではないだろうかというさらに浅い理由から文献などもちらほら探し始めました。
映画×建築について論じられている文献に多く登場する映画監督に小津安二郎がいます。
『東京物語』など有名作品は広く知られているのではないでしょうか。
小津監督の作風は非常に特徴的で、「小津調」と呼ばれていました。圧倒的構図の鬼です。
ただ空間を映しているだけの映像から暮らしが見えてくるような、その場に漂う雰囲気をねっとり感じられるのではないかと思います。
映画と建築の関係をチラ見するのに当たって『映画的建築/建築的映画』という本がとてもわかりやすいです。おすすめなのでぜひ読んでみてください。
浅い理由で調べ始めた趣味と建築の繋がりがこんなに深いものだとは思わずに溺れかけましたが、難しいこと言わずに『アメリ』みたいな部屋に住みたい!だったり、『プラダを着た悪魔』のパリの街並みのシーンに憧れている!だったり、蜷川作品に出てくる美の暴力を振るってくるタイプの花を部屋に飾りたい!とかいうものも映画と建築の繋がりではありますよね。
こう見ると学問や物事は全て繋がっているかもしれないと希望を持つことができます。
インプットは多様な場所からしていけたらなと思います。