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『リノベーション』着工後の流れとチェックポイント
リノベーションとは 建築 隆介
枚方のとある公園で満開の桜を見て、春の訪れを感じています。
春といえば新生活のスタートを思い浮かべる人がいるのではないでしょうか。
この時期に合わせてマイホームを購入される方も少なくありません。
木材や建材の価格高騰により、新築を購入するのが難しい今の時代、そんな方にお勧めしたいのが弊社の強みでもある『リノベーション』
中古物件を購入し、自分好みの間取りはもちろん、内装、外装共に手を加えて素敵なお家に仕上げていく工事が若いご家族にマッチしているのではないかと思います。
本日は着工後の流れをメインにご説明いたします。(実際は物件探し、ライフプランなどが行われます)
1.工事項目の種類
リノベーションに関わる工事項目は一般的に下記になります。
①解体工事
中古物件のままでは好きな間取りにはできません。
壁や天井、床を解体していく作業に入ります。
古き良きモノを活かしつつ、新しいものを取り入れることができるのが魅力です。
宅内をスケルトンにすることを「フルリノベーション」といい、部分的に触ることを「部分リノベーション」と言います。
②大工工事
建築現場の職人さんと言えば「大工さん」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
【木】を扱う職人さんを「大工」と言います。
解体工事後の下地組み、造作工事で活躍するプロフェッショナルになります。
③内装工事
内装工事にはクロス(壁紙)や床材が含まれることが多いです。
大工さんが作り上げた下地に仕上げをしていく作業になります。
仕上げ物には後に紹介する「漆喰や珪藻土」なども使用することがあります。
④電気・設備工事
箱を家に変えてくれるのがこの「電気・設備工事」になります。
良い造作物や化粧材でも、電気や水道が無ければ人が住んでいくお家にはなりません。
特にリノベーションの場合は配線配管ルートの選定が難しく、職人さんのスキルの高さに驚くこともたくさんあります。
⑤塗装工事
家具や建具に色を付けたり、外壁を塗り替えたりすることもあります。
弊社では自然塗料を使用しており、環境にも身体にも優しい塗装で安心も提供しています。
店舗工事のご依頼もある中で、アンティーク調の塗装などご希望に沿った塗装の提案も可能です。
⑥建具工事
弊社ではお家にマッチした形や色を再現できる「造作建具」を用いることが多いです。
既製品では理想のモノが見つからない、、そんな方にはぜひオススメ。
過去に造作建具の魅力をまとめた記事を書いているのでぜひご覧ください。
⑦左官・石工事
【木】を扱う大工は「右官」と呼ばれます。対称として挙げられるのが【石】を扱う「左官」
近年人気の土間収納や、モールテックスを仕上げてくれます。
⑧住宅設備工事
キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面などを「住宅設備」と言います。
各メーカーの住設をご提案できるので、ご希望のモノをお選び下さい。
キッチンや洗面は造作で自分好みの形で再現もできます。
⑨外構工事
お家の雰囲気を最初に印象付けるのは外構です。
可愛い植栽を入れたり、土間部分の見た目にこだわったりすることで理想の空間に仕上がります。
エクステリア(カーポートや門扉など)と外壁の組み合わせが重要です。
⑩クリーニング
工事が終了すると宅内全体をクリーニングします。
2.検査の種類(リノベーションの場合)
モノづくりをしていく中で、お客様と一緒に検査(現場チェック)もしっかりと行います。
①解体後検査
リノベーションの場合は解体後検査は必ず行うべきものになります。
打合せ段階のプランと照らし合わせて予定通り工事を進められるのか。
抜けない柱や梁が出てきてしまった場合、どのように対応していくのかをお客様と相談して決めていきます。
②中間検査
木軸検査とも言われる検査ですが、主にボードを塞ぐ前の下地段階での最終チェックになります。
図面通りの位置に補強の柱が入っているのか、壁や天井が断熱材で覆われているのかを確認します。
スイッチやコンセントの位置関係もこのタイミングが最終決定になるので、暮らしをイメージして確認してください。
③完了検査
全ての工程が完了した際に行われる検査。
内装、家具、建具など宅内での工事が全て完了している状態をスタッフと見て回ります。
この検査の際に是正対象を洗い出し補修することで引っ越ししてからの不安を無くします。
3.まとめ
以上がリノベーション工事の流れになります。
工事項目や検査項目をお伝えしましたが、知ってるものはありましたか?
私も施工管理を始めた時は「こんなにも工事項目って分かれてるんだ…」と驚きました。
数少ないお家づくりで不安もあるかとは思いますが、分からないことがあれば何でも弊社にお問い合わせください。
それではご安全に!