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店舗デザインを感じる
デザイン リノベーションとは 建築 日常のできごと 涼
現在greenでは住宅のリノベーション、新築の依頼が多いですが、同じくらい店舗の内装デザインと施工のご相談をいただくことが増えています。
現在進行中のプロジェクトも何件かあるのですが、プランや用途に限らずコンセプトによって使用する素材は選択肢が大きく変わってきます。
たまたま京都のプロジェクトの予定もあり、設計メンバーで視察に行ってきました。
嵐山にできた「パンとエスプレッソと嵐山庭園」
テイクアウト専用のお店とカフェが隣になっていたのですが、どちらもリノベーションしている内装でした。景観上、周辺環境を阻害することなく生かし、内部を必要に応じてデザインする方法はリノベーションの醍醐味だと思います。
パンを陳列している棚も角材に作られた簡素なもの。あまり飾り過ぎないシンプルなデザインが並べられたパンをより際立たせているのです。
近くには「アラビカコーヒー」の嵐山店もあるのですが、長蛇の列!!こちらもシンプルなデザインですが、庇のシャープさが美しかったです。並ぶ時間はなく内部は見れませんでした。
場所を移して市内の仏光寺には「D&DEPARTMENT」があります。
昔から大好きな場所です。
ショップもカフェも境内にあるのですが、全く違和感なく馴染んでいて、すごいなと感心するのです。
居心地が良い空間を作る上でとても参考にしている場です。
最後に「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」
南禅寺の前にできた有名店です。こちらもリノベーションされた店舗ですが、既存の土壁や露わになった竹駒井までがデザインの一部になっている内装でした。
床の洗い出しも、カウンターのテラゾーも全体の素材のバランスが綺麗でそれぞれが際立っている印象です。
素材を選ぶのも、元のまま生かすのも、空間全体の要素としてどのように計算するかが大切なんだと感じるのです。
今後も選択肢は広く持ちつつ、心地よい空間を提案していけるよう学び続けたいと思います。