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耐震リノベーション
リノベーションとは 建築 貫十
現在、green建築工房の主軸となっている「中古+リノベーション」
工事を行う中でお客様から一番よく聞かれる質問が
「耐震は大丈夫ですか?」
やはり築30年、40年の中古住宅をリノベーションするとなると耐震が気がかりです。
弊社にご依頼いただくお客様は30代の子育てファミリーが多く、これから何十年も安心して住める家でなければなりません。
築35年の中古住宅をリノベーションして35年住むとなると築70年。
心配になりますよね。
建築のプロとしてはどう判断するのか?
結論としては「大丈夫」です。
ただ、やはり条件があります。
弊社の指針としては、
1.建物の現状をしっかり目視で調査する。その上で基礎にクラック(ひび割れ)がないか、床の傾きは許容範囲か、雨漏りの後はないか、柱の傾きは許容範囲か、、、、等々の条件をクリアしていること。
2.自社で取り入れている耐震計算ソフトを利用して、耐震等級1相当(現在の建築基準法を満たす耐震基準)は最低クリアすること(評価機関の検査・評定を受けるのは別途)
3.危険な擁壁、軟弱地盤などの立地的な危険要素がないこと。
少なくともこの条件が揃っていない場合は、その中古物件を購入することをお勧めしません。
もちろん、物件に対する価値観は人それぞれです。
物件の耐震性だけでなく、建物の外観や学区、スーパーが近くにあるかなどの周辺環境も大切です。
ただ地震で建物が崩れて、大切な家族に何かがあってはいけないので、最低限の安心・安全は確保する意識を持っていただけたらと思います。
弊社には耐震計算をするソフトがあるという話をしましたが、
この度、「木造住宅の耐震診断・改修」の資格者講習会を受講し、弊社から2名が資格者として大阪府の認定資格者として登録されました。
大阪府および枚方市に登録されるので、耐震診断を希望される方であれば誰でも依頼していただけます。
「中古+リノベーションに興味はあるけど、耐震が不安」という方もあきらめずに一度ご相談いただければと思います。
お客様にとっての「豊かな暮らし」を実現するためには「安心して住める住まい」は必須です。
中古住宅がどんどん余ってくる未来に向けて、これからも安心して暮らせる住まいづくりに取り組んでいきます。