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コロナ禍で変わる人生観&リノベーションの意味
リノベーションとは 貫十
今年も残すところあと一ヶ月。
ラジオからクリスマスソングが流れだすと、妙にそわそわして落ち着かなくなるのは僕だけでしょうか、、、
去年一年間はコロナに振り回され、今年は日常に戻るかと思いきや、緊急事態宣言の繰り返しで疲れてしまった人が多かったと思います。
このコロナ禍で大きく変わったと言えるのは第一にライフスタイルです。
これまでは特に疑問に感じることもなく、毎日出社して、休みの日にはショッピングモールで買い物をしたり、レジャー施設で遊んだりしていたと思います。
それがこの1年半から2年近く、外出を制限され、強制的にライフスタイルが変わっていきました。
もともと日本人は「右に倣え」的な考え方が強いです。
みんな横並びで、周りと同じじゃないと落ち着かない。みたいな。
ルールを疑いもせず、ルールの本質は何なのかなんて考えもせず。
ちょっとでもみんなと違うことをしたり、発言するとすぐに叩かれます。
コロナ禍で「マスクはみんな白色じゃないとダメ」なんて言っている学校や職場があったり、、
しかし、半強制的にテレワークが進み、自分の時間を自分でコントロールできるようになってきました。
ストレスをいっぱい抱えながら、毎日満員電車に揺られていた人が、自由を手に入れたのです。
結果、生産性が向上したりして、本当に今まで何を我慢して働いていたのかわからないくらいです。
周りの価値観を気にすることなく、働くことの意味、豊かに生きることに意味がクローズアップされてきたと言えます。
ライフスタイルを考える上で切っても切り離せない「住まい」の選択肢も同じことが言えます。
今まで日本人は「新築至上主義」的な価値観がありました。(今でも主流ですが、、、)
テレワークが可能になり、職住一体型の住まいの考え方が生まれたり、自分たちで住まいを作っていくDIY住宅だったり、賃貸のリノベーション、シェアハウス、田舎暮らしなど、たくさんの暮らし方が生まれてきました。
不動産流通の中には住宅だけでなく、店舗だったり、倉庫だったり、いろいろな物件が存在します。
その「箱」をどう使うかは自由です。(建築基準法的にできない用途はありますが、、)
リノベーションとは「新しい価値を付加する」ことです。
本当にどんな暮らしをしたいのか、理想のライフスタイルは?という所にフォーカスします。
広義に捉えると、新築も「その町の風景をリノベーションする」ことでもあります。
コロナによって、「周りと同じがいい」という日本人像がいい意味で崩れてきています。
人生を豊かに生きるためには、周りと同じ価値観で行動することではなく、教科書どおりに行動することではないということに気づき始めたのではないでしょうか。
僕たちが考える「歩くように暮らす」という価値観。
それは「本当に大切な何か」に気づく暮らしです。
これからも「本当に大切な何か」という本質を大切にしていきたいと思います。