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マリメッコ展で感じたこと
デザイン 日常のできごと 景子
先日、楽しみにしていたマリメッコ展へ行ってきました。
昔からマリメッコの柄や色使いが好きで、洋服や雑貨を見るたびに「やっぱり素敵だな」と感じていたのですが、今回の展示では、そのデザインだけではなく、ブランドが歩んできた歴史や想いまで知ることができました。
展示では、創業当時から現代までの作品はもちろん、デザイナーがアイデアを形にしていく過程や、テキスタイルが製品になるまでの製造工程など、普段なかなか見ることのできない裏側まで知ることができます。
私自身も仕事でデザインに携わっていますが、展示の見せ方や世界観のつくり方、そしてデザイナーの発想が生まれるプロセスなど、どれもとても興味深く、自分自身の学びとしてたくさんインプットできる時間になりました。


今回、一番印象に残ったのは、「ブレない美学」が受け継がれていることです。
マリメッコは1951年創業。
私が生まれるずっと前から存在していたブランドだと知り、とても驚きました。
しかも、今見ても新鮮に感じる大胆な色彩やパターンが、その時代から生み出されていたことにも感動しました。
デザイナーが変わっても、時代が変わっても、ブランドの根底にある想いは変わらない。
だからこそ、多くの人に長く愛され続けているのだと思います。
マリメッコの創業者アルミ・ラティアさんが残した言葉で特に心に残った言葉があります。
「私は服を売っているのではない。ライフスタイルを売っているのだ。それはデザインであって、ファッションではない。私はドレスではなく、思想を売っている。」
この言葉を読んだとき、「だからマリメッコは多くの人を惹きつけ続けているんだ」と腑に落ちました。
マリメッコが届けているのは、単なる洋服や雑貨ではありません。
その先にある暮らし方や価値観、生き方そのもの。
だからこそ、身につけるだけで気分が上がったり、お気に入りのマグカップやクッションがあるだけで毎日が少し豊かに感じられたりするのだと思います。
デザインとは、見た目を飾るためのものではなく、人の暮らしや気持ちを豊かにするもの。
そんなことを改めて考えさせられた展示でした。

展示を見ながら、ふと私たちの会社のことも考えました。
私たちも、「暮らし」をつくる仕事をしています。
家を売るのではなく、心地よさや、家族との時間、毎日の楽しさを育む場所であって欲しい。
だからこそ、デザインだけではなく、その先にある暮らしまで大切にしたいと思っています。
マリメッコが長年大切にしてきた想いと、私たちが目指していることには、どこか通じるものがあるように感じました。
一方で、その想いをまだ十分にお客様へ届けきれていないという課題もあります。
今、社内でも改めて「私たちは何を届けたい会社なのか」「どうすればその想いが伝わるのか」を話し合いながら、少しずつ形にしているところです。
マリメッコ展は、デザインが好きな方はもちろん、ものづくりに携わる方や、暮らしを大切にしたい方にもぜひ訪れてほしい展示でした。
作品を見るだけでなく、その背景にある想いや哲学に触れることで、デザインの見え方がきっと変わると思います。
9月初旬まで開催されているそうなので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。





