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明石で過ごした時間
建築 日常のできごと 大貴
先日、ドライブへ明石へ行きました。
海の方へ歩くと、夕方の光がとても穏やかで、
しばらく立ち止まって眺めていました。
波の音だけで、時間の流れが少しゆっくりになったように感じます。
何かを考えようとしなくても、自然と気持ちが整っていく時間でした。


駅前の商店街も印象に残っています。
人の行き来がありながらも、せわしなさはなく、
それぞれの店が日常の延長としてそこにある。
長い時間をかけて街と人との関係がつくられてきたことが、
歩いているだけで伝わってきました。


建築の仕事をしていると、
どうしても完成した瞬間や見た目に意識が向きがちですが、
本当に大切なのは、使われ続ける時間の質だと感じます。
毎日通る道、ふと立ち寄る場所、
特別な意識をしなくても自然と身体が向かう空間。
そうした場所は、派手さよりも、
人の動きや暮らしのリズムに素直に寄り添っています。
明石の街には、
無理なくそこにあり続けている場所が多く、
それが街全体の落ち着いた空気につながっているように思いました。
建築は、完成した時点で終わるものではなく、
時間とともに育っていくもの。
今回の明石で感じた感覚を忘れずに、
これからも、長く使われ、静かに価値を重ねていく空間を
丁寧につくっていきたいと思います。
