クレド#14「全体最適の視点を持つ」 | 枚方市のリノベーション・リフォームはgreen建築工房

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クレド#14「全体最適の視点を持つ」

日常のできごと 貫十

green建築⼯房には、クレド(⾏動指針)があります。

スタッフ⼀⼈ひとりが成⻑し、主体的に考えて⾏動していけるようになることが⽬的です。

・コミュニケーション関連

・態度・ふるまい

・⾃⼰成⻑・会社成⻑

の3分野に分けて、全30項⽬あります。

クレドシリーズ第14回⽬は、、

「全体最適の視点を持つ」

ビジネスでも人生でも、私たちは日々、数えきれない意思決定をしています。


その中には、目の前の課題に全力で向き合うあまり、「部分最適」に偏ってしまうケースも少なくないのではないでしょうか。

部分だけ見ていると迷路に迷い込む

立派なドアを付けても、土台が傾いていたら開閉もままならない。


屋根、柱、配線、断熱材…家は無数の部材の集合体です。


一本の柱だけを磨くより、家全体の構造を理解して組み上げることが大切。


仕事も同じで、部品(タスク)を見るだけでなく、家(プロジェクト全体)を描くことが成果を左右します。


NLPの「チャンクアップ/チャンクダウン」で視点を切り替える

心理学のNLPでは、チャンクアップ、チャンクダウンという考え方があります。

物事の抽象度を上げる思考を「チャンクアップ」、
具体的に細分化する思考を「チャンクダウン」と呼びます。

チャンクアップ : 抽象度を上げて全体を見る → 目的・意味・価値に気づく


チャンクダウン :具体的に分解して現場レベルで考える → 手段・方法に落とす

例えば、

プロジェクトの目的は何か?(チャンクアップ)

目的を実現するためにはいつまでに何をすればいいのか?(チャンクダウン)

そのタスクは全体の流れに沿ったものになっているか?(再びチャンクアップ)

このように、視点を上下に動かしながら思考を整理することで、
部分最適と全体最適のバランスが自然と整っていきます。


「木を見て森を見ず」という言葉があります。


一本の木の病気が気になるあまり、森全体が元気かどうかを忘れてしまう──
まさに部分最適の状態です。

しかし反対に、森全体の景色ばかり見ていると、
一本一本の木が何を必要としているのか見えなくなることもあります。

大切なのは 森(チャンクアップ)と木(チャンクダウン)を行き来すること。
全体の流れを感じ、その上で今何をすべきかの一歩を考える。


ここに成果を最大化する鍵があります。

もし今、目の前の問題で悩んでいるなら、少し視点を上げてみてください。
あるいは、逆に具体的に分解してみてください。
視点が一段変わるだけで、景色は驚くほど変わります。

「今、選んでいる行動が、全体をより良くしているか?」

いつも自分に問いかけながら、進んでいけたらと思います。

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