「時間」を歩む | 枚方市のリノベーション・リフォームはgreen建築工房

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「時間」を歩む

日常のできごと 成樹

こんにちは。
秋雨前線が太陽を遮る日々が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こんな曇りがちな日々は、お部屋時間を楽しむ休日が増えますね。

先日、京都亀岡市の「廣峯神社」という場所を訪れました。
片道1時間30分ほどの旅でした。

山の麓に鎮座している門の前に立って、少し緊張を感じたのを覚えています。
試されているような、見られているような、少し落ち着かない気持ちのまま詣りました。

この緑の灯篭と、表皮の剥がれた門には圧倒されました。
悠久の時間の中をくぐり抜けてきたことがにじみ出ていたからです。

この場所で特に印象に残ったのは「参道」です。

苔が自生し、いわゆる「苔むした」状態になるにはかなりの時間がかかると言われています。
国歌にも「千代に八千代に」とあるように、この美しい緑の道ができる過程には、幾世もの時間が刻まれてきたのだと思うと、自然と緩やかな歩みになりました。

足を地につける度に、ふかふかと足を包む感覚が特徴的でした。
他では味わえない時間を、足の裏から感じられる神社だったと思います。
できることなら裸足で味わいたかった、、、。

余談ですが、この神社は1200年以上前に出雲の系譜の部族が移り住んできて、牛頭天皇を祀ったことが起源とされております。
自分でも調べてみたのですが、かなり情報の少ない謎に包まれた場所でした。

奥まった場所にあった本殿にも、重厚さを感じました。
むき出しの木組みにはやはり惹かれるものがありますが、それよりも周囲の木々がこの場所を包むように配置されているのが好きでした。

自然にできるものも、人が作り上げるものも、それまでの過程としての膨大な時間からできていることが実感できた場所でした。
仕事もプライベートも、そんなこれまでの歴史の背景に感謝しながら生きていきたいと思います。

最後に自分の好きな言葉を、結びとさせていただきます。

「時に追われるのではなく、こっちがおいかけてやろうと。(さだまさし「旅のさなかに」より)」

ご興味があればぜひ。

場所:〒621-0252 京都府亀岡市本梅町中野堀釜1

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