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日本の「美」を追求した建築空間
建築 日常のできごと 理央
少しずつ涼しくなり過ごしやすくなってきました。
秋の紅葉シーズンも間もなく始まってくるこの時期におすすめのスポットをご紹介します。
去年の秋に訪れた京都・八瀬にある“無量寿山光明寺 京都本院 瑠璃光院”です。

瑠璃光院の建築は、数奇屋造りの書院が中心で、茶道の大工・中村外二が手がけました。自然光の取り込み方や配置を計算した設計が特徴で、書院二階の黒漆塗りの机に庭の紅葉が映り込む「反射の演出」が有名です。

また、佐野藤右衛門(植藤)が作庭した庭園と一体となり、自然と建築が調和する様が、美しい空間を生み出しています。
新緑の風薫る春、深い翠に囲まれる夏、そして錦繍に包まれる秋。季節や昼夜を問わずそれぞれの移ろいを楽しめる空間です。

比叡山の麓に位置しているため、四季折々に色づく景観が眺められ、駅を降りた瞬間からここでしか味わえない感動に出会えます。

これから秋への移ろいが楽しみですね。
素敵な秋をお過ごしください^^