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アフター点検で私たちが大切にしていること
建築 現場日誌 大貴
こんにちは。
今回は、お引き渡し後のアフター点検でよく確認しているポイントについてご紹介します。
私たちがつくる家には、自然素材としての「木」を多く使用しています。
木は“生きている素材”とも言われ、乾燥や湿気、季節の変化によって伸縮やねじれなどの動きが生じます。
特に住み始めてからの1〜2年は、木材が落ち着くまでに少し動く時期でもあります。
そうした自然の動きを見守りながら、必要に応じて微調整を行うのが、私たちのアフター点検の大切な役割です。
よく確認している主なチェックポイント
1. 【建具の開閉・立て付け】
ドアや窓がスムーズに開閉できるか、ズレやきしみがないかを確認します。
木の動きによって微妙な調整が必要になることがあります。
2. 【クロスの状態】
継ぎ目の浮きやひび割れがないかを目視で確認。
乾燥や構造材の動きによってクロスに影響が出ることもあるため、特に注意深く見ています。
3. 【給排水まわり】
シンク下や洗面台下の配管に水漏れがないか、排水の流れに問題がないかを確認します。
4. 【外部(外壁・サッシまわり)】
外壁のひび割れやシーリングの劣化、サッシまわりの防水状況など、雨漏りにつながる可能性がある箇所を重点的に確認します。
5. 【床鳴り・浮き】
床を歩いて違和感がないか、踏んだときに鳴りがあるかをチェック。
こちらも木材の動きが関係することが多いため、細かく確認します。
6. 【設備機器の動作確認】
換気扇、給湯器、照明などが正常に作動するか。
エラー表示などがあればその場で確認・対応します。

住みながらでないと見えてこない部分を一緒に確認し、安心して暮らしていただけるようサポートします!
自然素材とともに暮らす住まいには、手をかけて育てていく楽しさがあります!
私たちgreen建築工房は、その「育てる暮らし」を見守りながら、必要なサポートを続けていきます。