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奈良県の長谷寺へ行ってきました
建築 日常のできごと 大貴
先日、奈良県桜井市にある長谷寺を訪れてきました。
自然豊かな山あいに佇むこのお寺は、「花の御寺」として知られていますが、建築的にも非常に見どころの多い場所です。
まず印象的だったのは、国宝にも指定されている本堂のスケール感。
舞台造りになっており、京都の清水寺と同様、山の斜面に張り出すような形で建てられています。
木組みの美しさとその大きさに圧倒され、改めて日本の伝統建築技術の高さを感じました。

また、本堂へと続く登廊は全長約200mに及び、399段の石段を屋根付きの回廊で上っていきます。
雨の日でも濡れずに参拝できるという合理的な設計でありながら、柱や梁のリズムが心地よく、歩いて
いても飽きません。年月を経た木の風合いと、差し込む自然光がつくる陰影もとても美しくかったです。

参拝後は門前町でお団子とお茶をいただき、涼しくゆったりとした時間を過ごせました。
観光地でありながら、どこか素朴で落ち着いた空気が流れていて、奈良らしさを感じることができる場所だと思います。
静かなひとときを過ごしたい方には、とてもおすすめのスポットです。