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矢田駅前商店街
建築 日常のできごと 涼
大阪商店街オープンに参加して
昨年12月から「大阪商店街オープン」というプログラムに参加しています。
このプログラムは、その“まち”の“商店街”の“建物(場)”に、何があれば地域にとって良いのかを考え、実行する取り組みです。
「おおさか商店街オープン」は、まちづくり講座と空き店舗再生プロジェクトを通じて、まちのサポーターやプレーヤーを育成し、取り組みの広がりと波及効果を生み出すことを目指しています。地域の人々(ウチの人)と外部の人々(ソトの人)が共に関わる、開かれた場(オープン)です。
矢田駅前商店街での事業計画

今回、私たちnecco designがこのプログラムに参加し、有志の仲間とともに事業計画を考えたのは、大阪市東住吉区の矢田駅前商店街にある空き店舗です。
かつて飲食店などで賑わっていた商店街も、年々店舗が減り、活気が失われていました。
まずは、商店街の理事長さんたちに町を案内してもらい、フィールドワークを実施。歩きながら気づいた点を共有し、商店街活性化のアイデアを探りました。
その後、ナゴノダナバンクの方やアドバイザー、大阪市の方々の助言を受けながら、約4回の打ち合わせを経て事業計画をまとめることになったのです。
「やたむすび」仮オープン
そして、3月9日。ついに事業の発表会を迎えました。

さまざまな業種の参加者同士が力を合わせて準備を進めました。私は建築分野を担当し、屋台の試作を行いました。ギリギリのスケジュールでしたが、なんとか間に合い、無事当日を迎えることができました。
現地にはあまり長くいられませんでしたが、テレビ取材が入ったりと賑わっていたと聞き、とても嬉しかったです。
今回のイベントは、事業の本格始動を見据えた実験的な取り組みでもありました。このリサーチ結果を活かし、事業者の募集や空き店舗再生に向けた次のアクションを考えていきます。
やたむすびのInstagramアカウントに準備や発表会の様子がアップされています。
https://www.instagram.com/yatamusubi2025
1から始める難しさと無限の可能性
商店街の活性化には、単に1店舗を再生するだけでは不十分かもしれません。しかし、このプログラムを通じて、一つのきっかけが新たな出会いを生み、チームの輪が広がっていくことを実感しました。
人がつながり、エネルギーを持って課題に向き合うことで、無限の可能性が生まれるのだと感じました。
一人では到底叶えられないことも、仲間を見つけて協働すれば、挑戦できることがたくさんあります。
この経験を活かし、日々の活動にも取り入れていきたいと思います。
矢田駅前商店街へ、ぜひお越しください!
皆さんも、ぜひ矢田駅前商店街に足を運んでみてください。
現在、このプロジェクトで活用する空き店舗の事業者を募集中です。興味のある方は、ぜひご連絡ください!