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フローリングの選択
インテリア デザイン 建築 日常のできごと ゆきこ
今年初めてのブログになります。
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月もあっという間に過ぎましたが、年のはじめに掲げた目標に向かって少しずつ前進していきたいです。
今回は、フローリングについてお話させていただきます。
家づくりでフローリングを採用するときに、無垢フローリングか複合フローリングで悩まれる方は多いと思います。
私は引っ越し前に住んでいた家が無垢フローリングであったため、無垢の良さを体感していましたし、絶対無垢が良いと思っていました。
ですが新しい家ではいろいろと迷った結果、複合フローリングを採用しました。無垢への思いは変わりませんが、複合フローリングで良かった面もあります。
無垢フローリングと複合フローリングの違いですが、主に材質と構造にあります。
1. 無垢フローリング
特徴:
·天然木100%の単層板で作られている
·木の風合いや香り、質感が楽しめる
·調湿効果があり、室内の湿度を調整する
·使い込むほど味わいが増す
デメリット:
·湿度変化で伸縮や反りが発生しやすい
·傷がつきやすいが、削って補修可能
·比較的高価
2. 複合フローリング
特徴:
·合板や集成材の上に、薄い天然木の板を貼り合わせた構造
·反りや収縮が少なく、安定性が高い
·傷や汚れに強く、メンテナンスしやすい
·比較的安価
デメリット:
·無垢フローリングほどの自然な質感はない
·長年の使用で表面の化粧板が剥がれることがある
·削って補修することが難しい
無垢フローリングで暮らしていたときは、裸足で歩いたときの心地よさがあり、香りも良く木の温もりを感じられました。
また、無垢の隙間は冬は開き、夏は閉じます。気温の変化で伸び縮みしているのを感じて、木が生きているんだなぁと実感しました。
当時息子がサッカーをしていたので服についた小さな砂が家の中に落ち、その砂が隙間に落ちていくのが悩みでもありました。冬に隙間が開いた時に、せっせと家族で隙間掃除をしたことは良い思い出となっています。
あとおもちゃを落としたりして、傷が増えていきました。木が柔らかいので傷はどうしても付きやすいです。
そんな理由もあり、新しい家では複合フローリングを採用しました。複合フローリングでもいろいろと種類があり、表面に天然木突き板を使用してあるタイプで抗ウイルス、抗菌性能があるフローリングを選んだので、子育てをしている我が家には合っていると思っています。
それぞれの暮らし方や思いでフローリングの選択の仕方も変わってくると思います。
床は家の中の表情を決める大切な場所なので、後悔のない選択をしたいですね!
