ブログ
葦を活用した新しい建材の可能性
SDG’s イベント デザイン 建築 遥
こんにちは、necco designの軽部です。
今回は、枚方を拠点に様々な挑戦をされているアトリエMayさんとの出会いをきっかけに、葦(ヨシ)を使った新しい建材の開発に取り組んでいることについてご紹介したいと思います。
1. 葦の魅力と可能性
葦は、軽量で個体差のある色味も豊かな自然素材としての特性を持つ非常に魅力的な素材です。さらに、抗菌作用があり、室内環境の改善にも寄与する可能性があります。私たちは、この葦を活用して新しい建材を創出できないかと考えています。葦の特性を生かすことで、環境に優しい持続可能な建築が実現できると楽しそうです。
また、葦はよしずとしても古くから親しまれてきました。その伝統的な用途を踏まえながら、現代の建築に適応させることで、過去と未来をつなぐ新たな可能性があるのではないかと模索しております。
2. 上牧での葦刈り
来年2月には、上牧で葦刈りを行う予定です。この活動は、葦の持続可能な利用を促進するだけでなく、地域の自然環境を守ることにもつながります。葦を刈ることで、新たな成長を促し、地域の生態系にも良い影響を与えることが期待されます。
さらに、枚方から高槻にかけての河川敷では良質な葦が採取できることがわかっています。この地域の豊かな自然資源を活用することで、地域経済の活性化にもつながると考えています。
またこちらのイベントの詳細は告知させて頂きますのでぜひ私たちと葦刈りに行きませんか?
3. 珪藻土やテラゾーとの実験
現在、私たちは葦を練り込んだ新しい建材の実験を進めています。具体的には、葦を珪藻土やモルタルに混ぜ込むことで、独自の質感や特性を持つ建材にしたいと思っています。この実験では、葦の繊維が持つ強度や抗菌作用を活かしながら、美しい見た目と高い機能性を兼ね備えた素材を目指しています。
葦を活用した建材は、環境に優しいだけでなく、日本の伝統素材を現代の建築に融合させるという意義もあります。持続可能な建築の未来に向けて、この取り組みがどのように進化していくのか、これからも注目していただけると嬉しいです。
今回のコラボレーションを通じて、私たちは自然素材の可能性をさらに広げ、持続可能な建築の実現に向けて挑戦を続けていきます。
これからの進展についても、随時お知らせしていきますので、どうぞご期待ください!