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”地震”と”対策”
リノベーションとは 建築 隆介
2024年元旦に起きた『能登半島地震』から1か月半が経ちました。
元旦から本日2月16日までに、1651回(震度1以上)の揺れを観測しているという情報もあります。
未だ不安な状況と闘っている現地の方の気持ちを考えると辛いものがあります。
今回のブログでは【地震と対策】について記事を書きたいと思います。
私と一緒に勉強して、今後に活かしてくれると嬉しいです。
①そもそも地震はなぜ起きるのか
地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。
地球の表面は、固い岩盤(プレート)でおおわれていてゆっくりと動いています。
他の国と比べて地震発生率が高いと言われる日本は4つのプレート上にあり、あらゆる「ずれ」の影響を受けてしまっているのです。
②住宅の地震対策
では、地震に対する住宅の対策として何ができるかを考えていきましょう。
住宅の地震対策としては下記の3つがあります。
①免振 ②耐震 ③制振
それぞれの違いについて簡単にご説明していきます。
①免震
地震の揺れが建物へ直に伝わりにくくするため、建物と地盤を切り離した構造さします。
もちろん建物が宙に浮いているわけではありませんが、建物と基礎の間に特殊な免震装置を設けることで、地震の力を受け流して建物の揺れを少なくします。
対策としては1番良いとされていますが、デメリットとしては高価で手が出しにくいことが上げられます。
②耐震
建物を強くすることで地震の揺れに耐えようとする構造を指します。
壁に筋かいを入れたり、部材の接合部を金具で補強したりして、建物を強くします。
最も一般的な構造として知られている対策ですが、横揺れには弱いという弱点に不安を覚える方が増えています。
③制震
建物内で地震の揺れを吸収する構造です。
建物の内部にダンパーや重りなどで構成された制震装置を設けて、地震による揺れを小さくします。
免震対策と比べて安価にできるため、近年注目を集めている対策構造です。
それぞれにメリット・デメリットがあるのでしっかり理解した上で判断をすることをお勧めします。
③制震セミナーのご案内
地震に対する意識が高い人が増えている日本。
そんな中、弊社で「制震セミナー」を開催することとなりました。
こんな方にオススメ!
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◾️古くなった家で大丈夫か不安
◾️地震に強い家づくりがしたい
◾️リノベーションと同時に制震補強をしたい
◾️どれぐらいの効果があるか知りたい
など、些細な疑問もお気軽にご質問ください。
【概要】
日時:2024年3月2日(土)AM10:00- (約1時間程度を予定しています)
場所:green建築工房
ご予約はお電話または下記ボタンからよろしくお願い申し上げます。