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クレド♯4「〜べき、みんな〜だから等の先入観はもたない」
リノベーションとは 日常のできごと 貫十
green建築⼯房には、クレド(⾏動指針)があります。
スタッフ⼀⼈ひとりが成⻑し、主体的に考えて⾏動していけるようになることが⽬的です。
・コミュニケーション関連
・態度・ふるまい
・⾃⼰成⻑・会社成⻑
の3分野に分けて、全43項⽬あります。
■クレドシリーズ第4回⽬は、、
「〜べき、みんな〜だから等の先⼊観はもたない」
なぜ先⼊観があるとだめなのか。
先⼊観とは「先に⼊ってしまっている価値観」です。
私たちはお客様に設計提案します。
住まいのプラン設計だったり、店舗の内装設計だったりします。
住まいをつくる上で⼀般的に⾔われていること。
・リビングは南側がいい
・収納は多い⽅がいい
・キッチンは対⾯式が使いやすい
・部屋数は多い⽅がいい
、、、
など⾊々あります。
本当にリビングは南側がいいのでしょうか?
南側がいい理由としては「⽇当たりの良さ」です。
⽇当たりの「質」を考えると、
南側は⽇照時間も⻑く、明るいですが、⽇当たりが良すぎて暑かったり、床や家具が⽇焼けしてしま
う等のデメリットもあります。
逆に北側は暗く寒いイメージがありますが、明るさが⼀定で読書などに適している等のメリットもあ
ります。
明るさだけを考えると、壁の窓より天窓の⽅が3倍明るいと⾔われています。
中庭やコの字型タイプにすれば、北側の部屋にも南の光を取り⼊れることは可能です。
リビングに求めるものが何なのかでプランは変わってきます。
TVの⾒やすさやプロジェクターの⾒やすさであれば、南側の強い光はマイナス要素です。
リビングに求める要素を突き詰めていかないと、理想の位置は決まりません。
当たり前のようにリビングを南側に配置してしまうと、住んでからマイナス要素に気付いて、もうど
うしようもないみたいな事になりかねません。
⼀般論は全て横に置いておき、完全にフラットな思考で考えていくことが⼤切です。
これまでの経験でいくと
・⽞関のない家
・バスタブのない家
・南⾯敷地だけど⽞関は北側
・知らない⼈には⼊り⼝がわからない隠し部屋
等々、「⼀般的」ではない事例があります。
当たり前を当たり前と思わない。
客観的視点を持つことは簡単ではないですが、お客様ひとりひとりに合わせた理想のカタチを創るた
めには必ず必要になってきます。
これからも常識にとらわれない⾃由な発想を持ち続けたいと思います。