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クレド#2 「先約優先(損得勘定、大切かどうかで判断しない)」
日常のできごと 貫十
green建築工房には、クレド(行動指針)があります。
スタッフ一人ひとりが成長し、主体的に考えて行動していけるようになることが目的です。
■コミュニケーション関連
■態度・ふるまい
■自己成長・会社成長
の3分野に分けて、全43項目あります。
クレドシリーズ第2回目は、、
「先約優先(損得勘定、大切かどうかで判断しない)」
先約優先。 つまり「先に約束したことを優先する」ということ。
一見当たり前のようで、できていない人はほどんど。
日々のスケジュールの中には、いろんな予定が詰まっています。
ちょっとした約束や大事な会議、何日もかかる旅行など。
ほとんどの人が予定表を見ながら、スケジュール表を埋めていっているはず。
大切な人と会う約束や、旅行などは絶対にずらせないので、
そんなに重要ではない打合せや急ぎではない案件をパズルのようにずらしながら、上手にどんどんスケジュール表を埋めていっていると思います。
でも打合せをずらされた方はどんな気もちになるでしょうか?
「自分との予定は重要視されていない」と感じるのではないでしょうか。
もしそれが何度も繰り返されると、おそらくその人は信用されなくなるはず。
そう、オオカミ少年の話と同じです。
ほとんどの人が、それぞれの予定を比較して、どっちが重要か、どっちが将来につながるか
という風に、予定を天秤にかけて判断しているのです。
人は社会的な生き物です。
1人では生きていけません。
この社会の中で1番大切なものが、「信用」です。
信用がお金というカタチに変わり、友人というカタチに変わります。
これは間違いないです。
信用のない人にお金は集まりません。友人も集まりません。
先約優先というのは、どんなことがあっても先約が優先です。
後からどんな重要な予定が出てきても、先約を大切にするということです。
先約した人を裏切らない。
「先約を大切にしている」ことを伝えれば、後から予定を入れてくる人にも誠実な姿勢が伝わると思います。
この先約優先を教えてくれた人がいます。
四国に住んでおられる経営者の方です。
この人は本当に先約優先を徹底します。
「天皇からアポが入ろうが、地元の飲み会でも入っていれば、そっちを優先します」
僕にとってその人への信頼は絶大です。
人を、予定を天秤にかけないからです。
その人のところにはたくさんの人が集まっています。
お金もどんどん集まっています。
この人に出会って、先約優先の大切さを気づかせてもらえました。
予定をずらした本人は忘れてしまっても、ずらされた人は必ず覚えています。
そうやって、天秤にかけて得をしたつもりでも、どんどん大切な信用を失っていませんか?