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リノベーションやDIYで人気の『古材』って何!?
リノベーションとは 建築 隆介
こんにちは!
今回のテーマは『古材』です。
近年リノベーションやDIYで活かされて注目されてきています。
【古材とは】
その名の通り、古い木材のことです。
具体的には「築60年以上のもの、あるいは戦前である昭和20年以前に建築された建物で使用されていた木材」が定義とされています。
戦前の頃は木材が豊富だったため、一般の民家や家屋の建築資材として、質の高い木材が使用されていました。
質の高い木は質を保ち続けるのに長けているため、解体後に出る木材を廃棄するのではなく、別の建築物として再利用されていました。
築1,400年以上経つ奈良の法隆寺などで使用されている柱にカンナをかけると、新鮮な檜の香りがするといわれています。
【古材のメリットとデメリット】
「メリット」
1.強度が強い
自然乾燥されていることから、非常に高い強度を備えています。
現代の木材は、高温によって強制的に乾燥させています。
強制であるがゆえ木材の魅力である艶や調温効果が損なわれてしまっているのです。2.経年による味わいが楽しめる
傷や割れなどが起こってしまっていたりするものの、それらがかえって歴史を感じさせ、加工品では出すことのできない唯一無二の味わいとなります。
「デメリット」
1.同じ色味などが揃わない
形状に関しては加工すれば問題ありませんが、色味や傷などを揃えることは厳しいです。2.加工に手間がかかる
ささくれや形状の補修であったりと手間がかかります。
短くすることはできますが、長くするとなると継ぎ合わせたりといった作業が必要です。
【リノベーションやDIYで人気の理由】
古材は希少であり大量に仕入れることができません。
その為部分的に古材を取り入れられるリノベーションやDIYでの人気が高くなっています。
まずは小さな範囲で趣味部屋の机やカフェのカウンターに使ってみるのがオススメです。
【まとめ】
古材には、それを使って暮らしてきた先人の歴史の重みが感じられるため、そうした歴史も魅力のひとつです。
ぜひ資材に何を使うか悩んでいる方は『古材』を取り入れてみて下さい。
本日もブログを見て頂きありがとうございました。それではご安全に!