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納まりを考えるリノベーションの醍醐味
デザイン リノベーションとは 建築 現場日誌 貫十
現在進行中の店舗リノベーション工事
かなり年季の入った住まいをCAFEへと生まれ変わらせます。
設計担当と一緒に現地で納まりの打ち合わせをしてきました。
「納まり」とは建築用語で、細かい部分の繋ぎ目だったり、取り付け方法のことを言います。
「納まりがきれい」とか、「納まりが悪い」といった使い方をして、かなり頻繁に出てくる用語です。
新築などはあらかじめ施工方法が確立されていたりするので、そんなに複雑な「納まり」は少ないです。
一方、古い家を改装するようなリノベーションの場合、「納まり」を考えないといけない箇所だらけで、毎回「納まり」祭りです。
私はこの「納まり」を現地で考えるのが大好きです。
特に大工さんと一緒に難しい納まりを考えるのが1番楽しい時間です。
大工さんと一緒に考えて、「美しい納まり」を見つけ出せたら最高に幸せと思えるぐらい。笑
ただ最近は現場に出る機会も少なくなって、この1番楽しい時間がなくなりちょっと淋しいですが、、、
今回の店舗リノベーションする物件はかなり古く、解体するときれいな丸太の梁が出てきました。
この丸太の梁をいかにきれいに見せるか。
解体した部分とどう繋げていくか。
細かい部分の作り方、見せ方を現地で相談。
実際に出来上がったところを3Dで想像しながら検討していきます。
本当にちょっとしたことで雰囲気がガラッと変わってしまうので、ものすごく気を使うところです。
設計担当のセンスの良さを引き出したいので、あまり口は出さず、あくまで裏方としてサポートできればいいなと思います。
完成が本当に楽しみ。