事例紹介
アトリエMAY | ヨシの可能性を伝える場づくり
店舗デザイン淀川で自生する葦(ヨシ)を刈り取り、繊維や紙、布として再生する「ヨシ素材開発プロジェクト」を展開する Atelier May。地域の自然資源に新たな価値を見出し、それを伝えていくための拠点として、店舗兼事務所への改修を計画した。
もともと住宅だった建物の1階部分を、展示・販売の機能をもつ店舗へと転用。活動の背景や思いが自然に伝わる場を目指した。
既存の間仕切りは可能な限り取り払い、ひと続きの大きな空間に再構成。構造や建具といった既存要素を活かしながら、新たに加える素材には丁寧に向き合い、Atelier May の「自然素材と共に生きる」という姿勢が空間全体に滲み出るよう意識した。改修であることの時間の重なりも、むしろ設計の魅力として積極的に取り込んでいる。
壁面には、Atelier May が開発した「ヨシのクロス」を初めて内装材として採用。繊維の重なりが光をやわらかく受け止め、空間に穏やかな陰影を生み出す。また、既存の障子にはヨシの和紙を用いて張り替え、全体にやさしく一体感のある空気をつくり出した。
床や什器には、素地の風合いを残した木材を選定。
ヨシとの相性や素材の調和を大切にしながら、プロダクトが際立つよう背景としての静けさを意識して構成している。
工期 | 2週間 |
---|---|
月々支払い | ー |
施工面積 | 36㎡ |
家族構成 | ー |
築年数 | ー |
所在地 | 大阪府枚方市 |
種別 | 店舗リノベーション |
用途 | 店舗+事務所 |
淀川で自生する葦(ヨシ)を刈り取り、繊維や紙、布として再生する「ヨシ素材開発プロジェクト」を展開する Atelier May。地域の自然資源に新たな価値を見出し、それを伝えていくための拠点として、店舗兼事務所への改修を計画した。
もともと住宅だった建物の1階部分を、展示・販売の機能をもつ店舗へと転用。活動の背景や思いが自然に伝わる場を目指した。
既存の間仕切りは可能な限り取り払い、ひと続きの大きな空間に再構成。構造や建具といった既存要素を活かしながら、新たに加える素材には丁寧に向き合い、Atelier May の「自然素材と共に生きる」という姿勢が空間全体に滲み出るよう意識した。改修であることの時間の重なりも、むしろ設計の魅力として積極的に取り込んでいる。
壁面には、Atelier May が開発した「ヨシのクロス」を初めて内装材として採用。繊維の重なりが光をやわらかく受け止め、空間に穏やかな陰影を生み出す。また、既存の障子にはヨシの和紙を用いて張り替え、全体にやさしく一体感のある空気をつくり出した。
床や什器には、素地の風合いを残した木材を選定。
ヨシとの相性や素材の調和を大切にしながら、プロダクトが際立つよう背景としての静けさを意識して構成している。