コラム
#1. 西粟倉森の学校

「自然と暮らそう。」
green建築工房のコンセプトは、窓から差し込む柔らかな光と吹き抜けるそよ風、心地よい雨音。
日常の何気ないひとときに癒しと幸せが感じられる、こころ豊かな暮らしをデザインすることです。
自然と暮らす、大きなテーマの答えは個人1人1人にあります。
green建築工房ってどんな会社?と聞かれたときの回答の1つに素材へのこだわりの強さがあります。
フローリングは標準仕様が無垢材です。標準仕様に設定している理由があります。
標準で使用している無垢フローリングは西粟倉森の学校の間伐材。
今回は、西粟倉森の学校をご紹介します。

1.森の学校のコンセプト/概要
人と地域資源の組み合わせで価値を生み出すモノづくり
人の手と地域資源の組み合わせで価値を生み出すことを目指しモノづくりに取り組む会社です。
廃校になった小学校の職員室で産声を上げた西粟倉森の学校ですが、現在は木材加工だけでなく、いちご生産、カフェ運営、自然体験プログラム等に取り組んでいます。

事務所として使用されている旧影石小学校に伺いました

旧影石小学校2階、掲示物が残った集会室
可能性発掘基地「BASE 101% -NISHIAWAKURA-」外観
可能性発掘基地「BASE 101% -NISHIAWAKURA-」内観
BASE 101%の裏手には工場が
商品の補修は1つ1つ熟練の手作業で行われています.
| 会社名 | 株式会社 エーゼログループ 西粟倉森の学校 |
|---|---|
| 設立 | 2009年10月1日 |
| 事業内容 | 国産材の加工流通事業/木製品の加工、商品開発/ 卸販売及び小売(内装材・建築用材・雑貨品 等)/ 原木・製材品の販売及び流通/チップ用材・おが屑の販売/ 農作物生産/店舗運営 |
| 所在地 | 岡山県英田郡西粟倉村 |
2.森の学校の材木事業
国産材に特化したモノづくり
西粟倉森の学校の木材事業部は西粟倉村産材の積極的な活用で豊かな森林環境の構築を目指し、地域の杉・桧を用いて住宅用内装材から家具・雑貨まで幅広くモノづくりに取り組んでいます。
健康な森をつくるために良材のみを伐採するのではなく、劣勢木の間伐を推進し、その間伐材を活用。
100年の森構想や地域資源をしっかりと価値付けしている、とても魅力的な会社です。
自社工場では製材・乾燥・製品加工・塗装まで対応出来る環境が整っており、建築物の木材供給はもちろん、原木からDIY用の木材まで多種多様なお客様に木材を販売しています。
間伐材とは
樹木が成長していくと木々が密集して過密となるため、混みすぎた森や林の木の一部を切り取ることが必要になります。
間伐とは、森や林で樹木の成長に応じて、一部の樹木を切り取って間引くことです。
つまり間伐材とは、森林保全のために伐採された木を利用した木材のことを言います。
決して間伐材だから質が悪いということではなく、間伐とは、山全体や樹木の生育を促すことを目的とした、木々を間引く伐採方法のひとつでしかありません。
西粟倉の人工林を見学
間伐についてお話を伺いました
3.森の学校とgreen建築工房
green建築工房は西粟倉森の学校の無垢フローリングを標準仕様に設定させていただいております。
お客様には無垢フローリングの香りや手触り、特徴やメリットについて実際にサンプルを比較しながらぜひ体感していただきたいと思っております。
西粟倉森の学校 無垢フローリング使用事例-1
西粟倉森の学校 無垢フローリング使用事例-2
西粟倉森の学校 無垢フローリング使用事例-3
また、森の学校さんとは家づくりの材料のやりとりだけではなく、その他の取り組みも一緒にさせていただいています。
【共同プロジェクト】単身用ユニット型賃貸住宅
通称「単身用小屋プロジェクト」と呼ばれるこの取り組みは、【green建築工房 × 西粟倉森の学校】の共同プロジェクトです。
西粟倉村に暮らす人々の中には移住者の割合も多くあります。
移住者は1年ほど過ごす中で新しい生活にも慣れ、家を探したり繋がりができた人から家を紹介してもらえたりする事が現実として多い背景があり、短期で住むことができる場所が必要でした。
本プロジェクトは、コストを抑える必要があったことと、同じ環境下で移住者を誘致したい村を想定し、場所を問わずこの住宅を提供することができる汎用性が必要と考えました。
できる限りの材料は先に工場で組み、現場で組み上げる工法として土台の基礎工事から約10日で完成する小屋ユニットとなりました。
単身用ユニット型賃貸住宅 外観
単身用ユニット型賃貸住宅 内観
ワークショップ
green建築工房が力を入れていることの1つにイベント活動があります。
不定期ですが、月に1回程開催しているワークショップのイベントでも森の学校さんとコラボをしています。
左:スツール 右:壁掛けラック
コラボスツール
イベントの様子-1
イベントの様子-2
木材に森に学校さんの杉材を使用させていただいており、無垢材の手触りや香りを体感していただきながらのDIY体験になっています。
西粟倉森の学校は、「未来の里山をつくる」をビジョンに掲げ、丁寧なものづくり、人が集まって循環していく仕組みづくり、人と自然が共生する持続可能社会を目指しておられます。
林業、木材加工、いちご栽培、うなぎ養殖、カフェ運営など、たくさんの事業をされているなかで、それぞれがどこかで繋がり循環しています。
森の学校さんとはgreen建築工房が立ち上がってすぐにご縁があり、それ以来ずっとお付き合いをさせていただいております。
私たちと森の学校さんの大切にしている考え方には類縁性があります。
一緒に仕事をしていく中で、これからも刺激し合っていけるようにと考えております。
お昼ごはんに頂いた西粟倉のジビエ料理



