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見守るということ。

日常のできごと 清美

「見守る」と「守る」。似ているようで、少し違うのかもしれません。

先日、お寺のご住職から聞いたお話が、ずっと心に残っています。

見守るということは、何も起こらないように守ることではなく、いつもそばに寄り添っていること。

例えば、思いがけない出来事に直面したとき。

「見守ってくれているのなら、どうしてこんなことが起きたのだろう」

そう思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、それは少し違うのだそうです。

子どもが風邪をひいたとき、親に求めているのは、風邪を治してもらうことだけではありません。

治療するのはお医者さんの仕事。

親にできることは、そばにいて、少しでもしんどさを和らげてあげること。

それが「見守る」ということなのだと。

なんとなく分かっていたようで、改めて聞くと、とても心に残るお話でした。

そして、このお話を聞いて、ふと家づくりにも通じるものがあるのではないかと感じました。

家は、完成して終わりではありません。

住み始めてから気づくことや、年月とともに変わっていくこと、思いがけない不具合が起こることもあります。

もちろん、何も起こらないことが一番です。

でも、暮らしの中で何か困ったことが起きたとき、安心して相談できる場所があること。

話を聞いてもらい、一緒に考え、必要な対応をしてもらえること。

そして、何かあったときだけではなく、普段から気にかけてもらえていること。

そんな関わり方も、ひとつの「見守る」ということなのかなと思いました。

家を直すことだけが、アフターサポートではない。

その家で暮らす人の気持ちにも、目を向けること。

家が完成したあとも、暮らしに寄り添い続けること。

ご住職のお話を聞いて、そんなことを考えた一日でした。

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