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ひとりひとりの暮らしに寄り添う
デザイン 建築 現場日誌 涼
寝屋川市で現在工事中のお家があります。
家族4人が暮らしていた家を全面的にリノベーションする計画です。
暮らしは子供の成長や家族それぞれの費やす時間によって変化していきます。その変化した暮らし方にフィットさせることが今回の設計のテーマだったのです。
昔に比べると、家で過ごす時間はもしかすると少なくなったかもしれないけれど、家族との時間や自分自身が落ち着く場所が今後も住まいに残しつつ、機能性や構造をアップグレードさせるようお施主様と打合せを重ねました。
住まいは「形」ではなく「関係」で成り立つと感じます。
時間の経過とともに家族の関係も住まいの一部として変化し、その柔らかい変化を受け止められる余白を意識しました。


たとえば、光の差し込み方や風の抜け方、家族の声が届く距離。そんな些細な心地よさが日常の中でふとした安らぎになるように。
家は完成した瞬間がゴールではなく、暮らしとともに成熟していく存在だと思っています。
工事も残りわずか。完成したら見学会を開催するので、ぜひ見に来ていただけたら嬉しいです。