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住宅設計と店舗デザイン
インテリア デザイン リノベーションとは 建築 遥
greenの事例を見てお問合せを頂く中で店舗と住宅の割合が同じくらいであることを珍しいと言って頂く機会があります。greenで働きたいと応募して頂く方も店舗も住宅も出来ることを魅力として応募をしてもらうことが多いです。
魅力1 多様な視点からデザインの提案が可能
住宅デザインは、長期間快適に過ごせる空間が求められます。一方で店舗デザインは、訪れる人々に短期間で強い印象を与え、ブランドやコンセプトを伝えることが重要です。両方の経験があることで、ニーズや使い方に応じた柔軟なデザイン提案が可能になります。例えば、住宅のリビングにおいても、店舗設計で挑戦的な納まりを常に思慮しているからこそ出来る提案があると思っています。
魅力2 空間の使い方を最適化できる
住宅は主にプライベートな空間であり、店舗はパブリックな空間です。設計者として、プライベートとパブリック、どちらの空間にも精通していることで、空間の使い方を効率的に考慮できます。例えば、住宅のプライベートスペースである寝室やバスルームも、店舗デザインの視点から「体験」として捉え、リラックスできる空間や特別感を演出することが可能です。
魅力3 トレンドと機能性のバランス感覚
店舗デザインでは、最新のトレンドやスタイルに敏感であることが求められます。店舗はしばしば短期間でリニューアルされるため、時代の流れを反映したデザインが必要です。一方、住宅はより長期的な視点から、時間に左右されにくいデザインや機能性が求められます。この両方の経験を持つことで、トレンドを取り入れつつも、長く愛される空間を作り出すバランス感覚が養われます。
魅力4 創造性を刺激する相乗効果
異なる分野に携わることで、デザインの幅が広がります。住宅デザインに店舗のアイデアを取り入れたり、逆に店舗に住宅的な居心地の良さを持ち込むことで、他にはない独自性のある空間が生まれます。このような異業種間のインスピレーションの相乗効果は、設計者としてのクリエイティブな力をさらに高めることができます。
まとめ
店舗デザインと住宅デザインの両方を手掛ける設計者は多様なニーズに応える柔軟な提案が可能です。それぞれの分野で培った経験が相互に作用し、両方の強みを活かして、クライアントにとって魅力的で機能的な空間を提供できることは強みだと思っています。