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鈍考
建築 日常のできごと 景子
つい先日、greenの設計組が計画していた「鈍考/ 喫茶 芳」へ人数枠に空きがあって、幸運にも一緒に行かせてもらう機会がありました。
こちらの私設図書室&喫茶は建築家の堀部安嗣さんが建築された、90分6名予約制の分室です。
一言で言うと、本当に素敵な場所でした。行けて本当によかったです。皆様にも心からおススメしたいです。
普段目まぐるしく過ごす日常から離れ、本と美味しいコーヒーを片手に正面に見える木々の自然を感じながらゆっくりと過ごせる場所でした。
green建築工房にも「歩くように暮らす」というコンセプトがありますが、これに通じるものがこの空間にありました。まさにそれを体感してきたような感じです。
店内に入ると、デジタル機器から離れるようスマホなどを預ける場所がありました。
本来であれば預ける方がいいとは思うのですが、なかなか訪れる機会がないであろうこの空間の雰囲気や感じた感覚を動画や写真に残して記憶しておきたくて、私は預けることはしませんでした。が、数枚撮ってなるべく触らないようにしました。
そして私は縁側と、正面の自然が見えるガラス越しのソファに座って静かに流れる時間を楽しみました。
普段パソコン、スマホを見過ぎて、情報が多すぎてしんどくなることってありませんか?
そんな時こういう場所にきて、身を置くのはとてもいいなと思います。近場にお住まいの方は、旅行のような意気込みをせず、ふらっと寄って楽しめるのはいいなぁと思います。
またgreenツアーでもそうですが、皆んなで行くと色々な視点や新しい発見を垣間見れ、共有できて楽しいです。
有名な建築家が建てた空間は、どんな素材が使われているのか、どんなおさまりになっているのか、こんなアイディアが面白いなど会話の中で飛び交います。
例えばこのサイン。
通常サインと言ったら目立つ場所にと考えがちですが、こちらは足元にちょこんとありました。
リアルな苔と石、植物と一緒にデザインされたサイン、素材は銅板。少しサインにかかる植物も絶妙な位置!
リアルな植物も一緒にサインに交えることは結構難しいと思っていたのですが、こんな方法もあるのかと勉強になりました。
こう言うことを、皆んなであれやこれやと話し合っています。
これらかもこうして新しく得た発見や知識を、お客様との家づくりに生かしていけたらと思います。